科学的世界観と聖書的世界観

科学的世界観、歴史観

 現代の歴史学は、歴史を科学的な目でとらえています。歴史学者の第一の目的は、何がどのようにどこでいつ起こったかを、起きた年代順に従って説明していく事でしょう。第二の目的はそれに伴って歴史を解釈していく事でしょう。歴史学者にとって年代順序は、何が起きたかと同じぐらい重要な事です。なぜなら、それによって歴史の解釈が違ってくるからです。
 このように歴史と同様に、すべての科学分野は、(聖書を科学的に判断する場合、特に物理学、化学、地質学、生物学などが用いられます。)正確さが要求されます。実験にしろ論文にしろ、正確で緻密なデータによって成されるべきです。その正確さがなければ科学と呼ぶにはふさわしくないでしょう。
 しかし、科学自体にはモラルは存在しません。物理学、化学、生物学、地質学でも真理の追求という点については、モラルは関係ありません。しかし、人間としてのモラルはついてまわるものです。動物実験は適切な方法で行われれば、モラル的に許されます。しかし、人体実験は許されません。

聖書的世界観、歴史観

 現代の歴史観が、年代を追って直線的に記録されていくのに対して、聖書が書かれた頃の歴史観は大まかでした。正確な日時、日付を記録する習慣はありませんでした。歴史的な史実を記録していく場合、正確さは現代科学や歴史学ほど重要ではありませんでした。このような文化の中で、神は様々な人々に神のみこころを啓示されました。啓示を受けた人々は、時間的な正確さではなく、神の啓示を正確に記することを重要視したのです。ですから聖書の記述が現代科学の目から正確ではないというのは、誤った判断だと思います。
 上記で述べましたように、現代科学自体にはモラルはありません。しかし、聖書と共通する点はあるのです。科学では人体実験はモラル的に禁止されています。それは人間自身が人間の命の大切さを知る良心を神によって与えられているからです。その意味でも、人は聖書を軽んじるべきではないと思います。

結論

1. 聖書は、天地万物を創造された神の聖霊によって導かれた人々によって書かれた書物です。この唯一の神はこの天地万物を支配し、人間の科学を越えた方です。
2. しかしながら、聖書は現代科学の観点から書かれていません。そのために、人間的な目からすると真偽に写ることもあるかもしれません。でもそれは科学も神の支配化にあるわけですから、本来、真偽ではありません。
3. もし聖書と進化論の間に真偽があるとすれば、私たちの聖書の解釈が間違いであるか、自然科学の解釈が間違いであるかのどちらかです。
4. 聖書と進化論は対立するものではありません。私の友人は今、米国のハーバード大学(Harvard University)で生物学を学んでいます。彼は心から生ける神を信じています。その他、多くの科学者がクリスチャンである事は知られています。
5. しかし聖書と進化論の間に真偽があるからと言って、人間の知恵によって調和させようとする事はやってはならない事です。ある人は、聖書がすべてだと断定し、科学的なデータの中から聖書に合わないものはすべて間違いだと主張します。またその逆に、科学的な論説(進化論など)を聖書に読み込んでいく人たちもいます。
6. 人は神によって考える頭脳と探究心を与えられました。その探究心によって人は自然科学を発達させたのです。現代に生きる私たちは、この科学の恩恵を毎日の生活で受けています。さらに人は地球と人間の起源について興味を持ち探求したのです。太陽系がどのように生まれたのか、地球はどのようにうまれたのか、人間はどのように今のように発達した頭脳を持つようになったのか、などの疑問を持ち探求しました。しかし、これらの疑問に答えてもそれは推測にすぎません。はっきりと断定できる科学者はいないと思います。 聖書は次のように言っています。

「隠されていることは、私たちの神、主のものである。しかし、現わされたことは、永遠に、私たちと私たちの子孫のものであり、私たちがこのみおしえのすべてのことばを行なうためである。」(申命記29:29)


聖書は科学的見地から地球や宇宙の起源について語っていません。ビック・バンなどのようなセオリーにせよ、またはどんなセオリーにせよ、それは推測でしかないのです。それは神の領域の事です。それを敢えて証明しようとする事自体、人間には不可能な事です。繰り返しますが、私はここで科学の重要性を否定していません。むしろ、科学は神の創造のわざをもっと明らかにしてくれます。しかし、科学の力で計り知れない領域、つまりそれは神の領域であると主張しているのです。

聖書解釈の原則も参考に。創造か進化論かについては、クリスチャンの3つの見解を参考に。


聖書ーキリストは人生を変える サイト内検索 グーグル

Designed by CSS.Design Sample